2017年4月13日木曜日

地球人の分類

 テレビの「ちゃちゃ入れマンデー」という番組で近畿の2府4県のお国自慢のような話があって、画面の向こうに並んだ芸人たちが盛んに「奈良には何にもない」という言葉を繰り返していた。
 無理もない、芸人たちが「ある」というものは「張りぼてのテーマパーク」のようなものが「ある」であって、鹿も平城宮祉も寺社仏閣も、「何もない」というカテゴリーだと笑い飛ばしていた。その上で「奈良(県)はPRが下手だ」と忠告していた。
 そこで私が奈良県知事ならと考えると、キャッチコピーは『奈良にはホンマモノしかない。ホンマモノに興味のないミーハーは奈良に来るな』としたいがどうだろう。

   妻が奈良の人から隠れたお花見ポイントを聞いてきたので、早速、握り飯を握り、だし巻き卵を焼いて、缶ビール2本とともに出かけてみた。
 佐保川の堤は情報どおりの立派な風景だった。
 そしてそこは奈良公園や有名寺社とは少し離れた場所だったのだが、なんと諸言語が飛び交い、注意書きのポスターも中国語と韓国語が日本語と並んでいた。
 先日の記事で、「東大寺の参道は、想像するに海外の有名観光地よりも日本人が少ないのではないか」と書いたが、そこで飛び交う言葉は99%が外国語だった。

 それはこんな場所にまで広がりつつあった。
 そこで思うのだが、地球上の人類を分類すれば、「外国人対日本人」という分類以上に、「情報弱者対情報についていけている人」に分けられているようだ。
 情報弱者とは、「奈良には何もない」的なテレビで知り得たメジャー?な情報しか知らない人で、ここを含めて現代の奈良を歩いている人はインターネットを操って日々新しい情報を得た人のように見える。

 おまけの話になるが、奈良に限らず観光地の主人公はお婆さんのグループである。お爺さんのグループというのは全く見ない。
 妻に言わせると、「歳をとった女の人は人に生き、男の人は趣味に生きるから」だそうだ。ただその情報の源はこの記事で軽蔑したテレビらしい。

   花吹雪ビアグラスでパッと受け

3 件のコメント:

  1.  このお花見スポット、ネットを操る韓国人や中国人の観光客の間では周知の事実のようだ。知らないのは日本人の情報弱者だけ?
     テレビを観ているだけで何でも解ったつもりになっていてはいけないということでしょうか。

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  2.  数年前、大阪城公園に行った時にも開国人の多さを実感しました。長谷やんの言う通り99%が外国語でした。それに声もでかくて圧倒されました。ここは日本か?と思う程でした。
     話は変わりますが、今北朝鮮問題が本当にやばい状況になっています。何とかして外交で解決方法を見出してほしいものです。がトランプ大統領中心にした強硬策が心配です。核兵器の使用などは問題外にしてほしいものです。今日の俳句は解りやすく平和が漂って来ます。この平和が世界中に広がっていくことを祈っています。

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  3.  バラやんコメントありがとうございます。
     素人(トランプ)がチキンレースを仕掛けるのは非常に危険です。
     朝鮮有事なら韓国や日本の一般庶民が100万人死亡するというのが米国の推算です。
     日本海に原発を並べた日本は、通常のミサイル攻撃で核攻撃を受けたと同じ状況になります。
     「平和は交渉でこそ実現できる」という理性ある声をそれぞれが語りましょう。

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