2017年2月22日水曜日

雛のしつらい

   京都府精華町にある『けいはんな記念公園・水景園』で「桃の節句」という催しが始まっている。
 気温がいっぺんに春らしくなった2月19日の日曜日には、梅林を楽しむ家族連れで賑やかだった。
 右のポスターの左下には「ひな人形たちに会いに来て・・」とある。
 ちなみに水景園、60歳以上は無料、一般入場料は200円。
   入口受付にもカウンター上に小型の案内表示があり、「雛人形展示中」と、展示中の雛人形が紹介されている。
 ・・・・もう、友人の皆さまにはお気づきのことだろうが、この雛人形はわが家から昨年お嫁に出したもの。
 ご縁があって「水景園」に寄贈させていただいた。
 一時は正暦寺の人形供養に出そうかと悩んでいた人形がこのように紹介されているだけでもありがたい。
 ・・・ということを以前の記事や年賀状に書かせていただいた。

   それだけではない! 入口受付窓口脇にはミニチュアの雛人形も・・・・エッエッエッ。
 この人形は何十年も前に当時の職場の同僚(部下だった方)から戴いたもの。
 その同僚はその後退職し、今では京・大阪では相当有名な画家であり絵画教室の先生になっている黒川しづこさん。
 HPやFBその他のSNSも充実しているから興味のおありの方は検索してほしい。
 製作者の了解もなく「水景園」に寄贈したが、このようにたくさんの方々に喜んでもらえているから許してもらえるだろうと勝手に思っている。

   最後は、「水景園の観月楼地下」フロア。
 妻の実家から娘の初節句の折りに贈ってもらった雛人形。
 大人の身長も超えんばかりの七段飾りなので、わが家ではほとんど一部屋を占領していたもの。
 それだけ人形も窮屈だっただろうが、それが今は広々とした展示スペースでノビノビしていた。
 正直にいえば、あまりに広い展示スペースでは貧相でないかと心配したが杞憂であった。
 上の写真のとおり、人形の前でスナップ写真を撮る家族も多く、こんなに多くの方々に鑑賞してもらって人形も本望だろう。
 妻と二人で「いいところに貰ってもらえた」と言いながら帰ってきた。
 娘も結婚して出ていって、孫娘の親(つまり私の息子)からも大きすぎるからと断られて、結局ここへ寄贈した雛飾り。妙なもので今までで一番いとおしくなった。
 いつもなら此処でムリヤリ五七五を捻るのだが、歳時記に素晴らしい句を見つけたので今日はパス。

   雛の間にとられてくらきほとけかな 暁台

 けいはんな自然公園のHPはこちら→ http://keihanna-park.net/

 京都府の広報誌の中に入っていたチラシを追記

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