2016年6月4日土曜日

水無月

   旧暦では6月4日は未だ4月だからこれをいうのは早すぎるし、これから梅雨が始まろうかというのに「水無し」もないものだが、普通に言って6月は水無月である。
 その言葉の語感はいい。
  そして一番上の写真のような風景がよく似合う。
 我が街周辺では田植えの最盛期である。

  さて、寄り道ながら、古いだけが取り柄の本を開くと、水無月の名前の由来には、■農作業の大本の作業が皆し盡した月、■田に水がいっぱいの水有月=水月、■雷(かみなり)月、■年の前半(陽)の尽きる月、■稲の実()の生()る月、等々の諸説がある。
 それぞれ、新暦7月を「水無し」と決めつけている「定説」よりも説得力がありそうな気もしないではない。

   そんなことを考えていると、他の和菓子に比べて素朴すぎるが、やっぱり和菓子の水無月を食べたくなった。
 コープに申し込んであったのが届いたら「ういろう」と表示されていて少し興ざめだったが、そんなことにいちいち腹を立てていては暮らしていけない。
 「それでも京都生協か」と言いたくなったがぐっと堪えた。

 これは元々は水無月の祓え(夏越しの大祓)の行事食で、小豆は邪鬼払いの意味を持っている。(小豆の僻邪の意味については2016.3.7等に度々書いてきたので割愛する)
 孫の凜ちゃんはまだ離乳食で無理だが、食べる真似だけさせてみた。
 ホームの義母には少しだけ持って行こうと思っている。
 まだ半年は迎えていないが、まあまあの半年だったと思っておこう。不満を言って恨んでみたところで何も解決するものでもない。

   ガクアジサイも咲き始めた。花の色が変化するので「七変化」ともいう。
 しかし、安倍晋三氏や橋下徹氏の食言の数々に比べればアジサイも形無しである。
 嘘をつくことを今後この国では「新しい判断」と言うらしい。

 いかにも『全滅を玉砕』と言った時代を「取り戻したい」お人らしいが笑っていられない。
 参議院選挙では、どんなきれいごとを並べても、人間として信用できない男を信任するかどうかが問われる。つまりは日本国民の常識というか教養の程度が問われるように思う。

6 件のコメント:

  1. いま田植えの絵を描きてますねん

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  2.  鶴岡さん久しぶりです。バラやんです。その節は色々な事を教えていただきまして、大変ありがとうございました。高知の田植えは五月の連休頃にほとんど終わっており、今は稲が青々してきているところです。長谷やんのブログを使わしていただいて、私の事のことを報告します。実は私は本日が誕生日で64歳になりました。もうお目出たいこともありませんが、嫁さんから焼酎をプレゼントしてもらい、素直に喜んでいます。それから、来週月曜日から、私が小さいころからそこに行きたいとずっと憧れていた、オーストラリアのウルル、カタ・ジュタ(エアーズロック)に行ってきます。私とそっくりなアボリジニの方とも、お会いする予定です。嫁さんも一緒に行きます。楽しいフルムーン旅行にしたいと思っています。

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  3.  ツルさん、その絵FBで見させていただきます。楽しみです。

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  4.  バラやん、フルムーン旅行、大切な思い出にしてください。
     その報告もまたコメント欄でしてくださいね。

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  5. すがおちゃん2016年6月4日 22:35

     「宝泉」さんが「古墳焼」というおいしい「あん巻」を売り出し中。5月29日、晶子歌碑が開口神社にできたお祝いに山之口商店街で販売されていて、「水無月」をオマケにもらいました。

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  6. バラやん誕生日おめでとうございます。親しくなって住みつかないように!帰ってきてください。

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