2015年11月12日木曜日

西国九番

南円堂下から三条通
  退職者会で、行事を企画するのに行き詰ったときに必ず出る意見は、西国三十三箇所観音霊場札所巡りである。
 学校の同窓会などでも必ず「廻り終えました」とか「何箇所目です」という話が出る。
 私は小学生のときに父を亡くしたものだから三十三箇所を巡る御詠歌にもついて行くことができる。

宝珠の水煙
  ことほど左様に三十三箇所札所巡りは関西ではメジャーな信仰(行事?)である。
 その西国九番札所が興福寺の南円堂。
 所要のため近くを通ったので写真を撮った。

 ① 猿沢の池方向に下った三条通の紅葉が美しい。しかし多くの外国人は花より団子で中谷堂(お餅や)前に集まっていた。

中金堂北側の遺跡発掘
  ② 宝珠の形の水煙を正面から西に向いて撮ったら、中世と現代のコントラストが・・。

 ③ 中金堂の再建(さいこん)に併せて発掘調査中だった。興福寺さんが東大寺さんに向かって言う殺し文句は「うちは創建当初のとおり再建してます」。ちなみに、大仏殿は鎌倉で建て替えられ、江戸で建て替えられている。

 御詠歌 〽 春の日は南円堂にかがやきて 三笠の山に晴るるうす雲

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