2015年10月4日日曜日

大阪市長選挙に柳本顕市議

  11月のW選挙のひとつ大阪市長選挙に共産党は独自候補を立てず、自民党推薦の柳本顕(あきら)市議を自主的に支援することを決めた。
 「この時期に自民党の市議ですか?」という疑問を抱かれる方もおられるだろうが、先の都構想の住民投票で維新以外の野党の連帯、市民を含めた連帯で彼の果たした役割は立派だったと私は思っている。
 だから共産党の方針を強く支持する。

 さて、維新が改革者のイメージを発したのは、当初の企業・団体献金の廃止や大飯原発再稼働反対を言ったときだけで、選挙が済んだら即、政党助成金を受け取り、企業・団体献金反対も原発再稼働反対も投げ捨てた。
 その後は安倍政権に媚びを売り、戦争法案山場前にも菅官房長官と密会して橋下の入閣でも臭わされたようで、歴史的な野党共闘の分断を画策した。
 橋下らは「維新の党」の代表選挙でそれを完成させたかったようだが見事に失敗し、橋下、松井は尻尾を撒いて離党した。
 こういう男を普通名詞では裏切り者と言うのではなかったか。
 「裏切りではない。主張は一貫している」と反論したいなら、何故おおさか派の国会議員は今も「偽の」維新の党に在籍しているのか。
 結局、政党助成金の分捕り以外の大義名分?はなく、その姿勢は下品極まりない。
 
 深夜のテレビではサプリメントの通販の広告がこれでもかと流される。
 「驚きの効果・・」と訴えている画像の隅っこに小さく「個人の感想です」と文字が出ている。
 「おおうそ維新」の一つひとつの政策も全く一緒のような気がする。ならマスコミは「代表個人の幻想です」とテロップを入れるのが正しい。
 「おおうそ維新」のネオナチ的な政治を全国に広めないためにも、大阪以外の方々も一緒に声をあげ力を貸してもらいたい。
 
 大阪市民も、先の住民投票では「北区や中央区に合併されたらおこぼれが回ってこないか」というような意思表示が一部に見受けられたが、そんな恥ずかしい発想はもう止めにしてほしい。
 政令指定都市の権限を放棄して村役場以下の特別区にするなど、まともな常識人なら「そんなあほな」というレベルの話なのだから。

7 件のコメント:

  1. 共産党もよく思い切りましたね。これから公明党が邪魔をしてきたりして色々問題も起こるでしょうが反維新で頑張ってもらいたいです。

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  2.  オール沖縄の翁長さんもいわゆる保守の方です。
     柳本市議は 「住民投票」の際、共産党の宣伝カーの上から訴えた人です。

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  3.  柳本市議については、都構想の住民投票でのテレビ論戦で、橋下氏と切り結んで一歩も引かず、そのうえ橋下氏のように相手を一方的にやり込めるというのではなく、穏やかで誠意のある口調を最後まで崩さなかったのに好感を持ちました。その時から反維新の統一候補はこの人だと期待していました。
     ただ自民府連が反維新で野党共闘することに極端に敵愾心を持つ官邸筋が陰に陽に介入・妨害することが予想されます。困難な選挙闘争が必至の状況ですが頑張ってください。

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  4.  和道さん、前段の感想は全く同感です。
     後段の話も同感ですが、だからこそ大阪市長選挙で勝利をすれば、それは「おおうそ維新」と同時に安倍政権に対しても打撃を与えることになるのではないでしょうか。そのことがリアルに理解できれば腰が切れるように思います。

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  5.  先のコメント、変な文書になりました。「だからこそ」以後の文章は反自公の国民連合政府との兼ね合いなどに悩む大阪の民主的人士に対する私の意見の表明です。

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  6.  だからこそこの時期「シールズス」などの自覚的な民主勢力の、憲法を死守する勢力の活動が大切だと思います。橋下恐るべきは事実ですが、これも決して大阪府民が政治的に馬鹿か阿呆ではないと思います。大阪府知事、大阪市長といえば、全国に大変影響力がある地方政治の花形であると思います。
     安保法案を棚上げにした「反おおさか維新」は説得力に欠けます。一点共闘は「一点突破全面展開」のかつての偽左翼の扇動文句を連想します。建設的な意見はないですが、自覚的な民主勢力の活動を拒むことがないようにと願っています。

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  7.  バラやん、コメントありがとうございます。ご意見は大切にいたします。
     しかし、今度の大阪ではほんとうに勝ちたい、ほんとうにおおさか維新を退場させたい。「善戦した」では終わらせたくないと思っています。そのためには、地方選挙のすべてに反安保法案の一致がなければ「自主的支援」もしないというのはリアリズムに欠けると思っているのです。決戦は来月です。議論の時は過ぎました。決断と行動の時です。ご理解をお願いします。なおこれらはどこかの公式見解ではなく、私の意見です。

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