2014年6月2日月曜日

人間ドック

 先に、「大往生したけりゃ医療とかかわるな」という本や「平穏死のすすめ」という本のことをこのブログに書いては見たが、そうはいっても癌は気になる。
 先日から小学校の同窓会の準備をしているが悲しい知らせも複数ある。
 そういうわけで、どちらかというと用心深い私は今年も人間ドックに行ってきた。
 そして人間ドックの結果が郵送されてきた。
 紹介状が何通も同封されていたが私には「病人」という自覚がないから使用しないつもりだ。
 自覚症状としては腰が痛くて整形外科に紹介してもらいたいくらいだ。(こんなことは紹介されていない)
 しかし、病院と国保連に言わせると「その態度がいけない」というのだろう。
 
  先日、人間ドック学会が「健康な人」の基準を来年4月から緩和する・・・と報道された。
 このブログを書くために再確認してみたら、日本報道検証機構というところが「誤報だ」と注意しているが、感覚的には従来の基準て厳しすぎないか・・・と、報道された内容にうなずいていた。
 というのも、BMI、血圧、中性脂肪、LDLコレステロール、HbA1cなど、私の検査結果に大いに関わる項目が多く、変な言い方だが新基準に改定されれば『異常』の程度が小さくなる。(「それがどうした」と言われるだろうが、その方が何となく日々を気楽に過ごしやすい。)
 それに「基準よりも少し肥満の方が長寿になる」とよく言われているが、そうであれば、そんな「基準」っておかしくないかと常々不満に思っていた。
 日本報道検証機構のことは知らなかったから、かかりつけ医にもドックの医師にも「新基準なら大したことはないのじゃないのか」と言ったが取り合ってもらえず、「小役人的な形式主義だ」と怒っていたが、ほんとうのところは解らない。
 なお、私のγーGTPは新基準でも文句なしに「異常」な数値だが、これについてかかりつけ医は、「γーGTPは病気と関係ない。こんな(γーGTPの)検査は、する方がおかしい。」という自論を展開されているので、そこのところは、ふむふむと私もそれに乗っかっている。
 
 今年のドックでは胃カメラを鼻から入れた。「喉よりも楽ですよ。」というのだが、感想は微妙である。
 腹部エコーは毎年写りが悪い。後でよく考えると「息を吸って」というところで腹式呼吸をしているのが問題のような気がする。そうであれば、もっと丁寧に指導してもらいたいものだ。

 話は元に戻って「基準値」のことであるが、これは『若い健康人が95%含まれる値』であるそうであるから、健康であっても5%の人は外れていることになる。だから、即異常でも病気でもない。
 理論的には健康人が2項目を検査して2項目とも基準値に入る率は0.95の2乗で90.25%になる。同様に5項目だと77.37%である。(「大往生~」の本にある)
 だから、いわゆる成人病については無駄な抵抗をしないでおこうと思っている。

2 件のコメント:

  1. 我が連れ合いも人間ドックの結果に紹介状が同封されているので受診を勧めると「検査を受けたらようなるんか!人を病気にするだけや!」とのたまわって無視している。くよくよ気にするよりいいかと放っておいてる。

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  2.  感染症など外部要因による疾病や初期の癌など治療が有効なものがありますから、検査結果を無視することが正しいわけではないようです。
     しかし、「制度疲労」のような成人病=生活習慣病は完治できないように思います。急速に悪化させないように付き合うしかないのではないでしょうか。
     となると、紹介状を利用しなくても答えは解っているのです。
     曰く、お酒を減らしましょう。休肝日を設けましょう。ウォーキングなど運動をしましょう。体重を減らしましょう。定期的に受診して検査しましょう…です。違いますか。

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