2011年7月28日木曜日

茅の輪めぐり

 どういうわけか今年の夏は「茅の輪くぐり」と縁があった。
 「茅の輪めぐり」といった感じである。
 7月1日のブログで報告したのは春日大社の「夏越大祓式(なごしのおおはらえしき)」、18日のブログで報告したのは法華寺の「蓮華会式(れんげえしき)」、そして今日、東大寺であったのが「解除会(けじょえ)」である。

 平日の朝8時に行なわれるためか、これが、法華寺の「蓮華会式」を上回る(下回る?)“ほどほどの参加者数”で、南都の寺社のおおらかさというか、商売下手というか、見学者の数などという、そういう下世話な心配をはるか超越して大仏前で粛々と執行されていた。

 参加者は適当に腰を下ろしたり、朝方の涼しい風を楽しんで、3~4回も茅の輪をくぐって、数年分の無病息災のバーゲンセールに満足した朝だった。

 「そうだ折角だから」と裏に廻って、いつもは修学旅行生で大混雑の、大仏の鼻の穴と同じといわれる柱くぐりに挑戦したが、肩が詰って(腹ではない)撤退し、茅の輪1回分の“ご利益”を手放してしまった。
 
 正午のNHKニュースで茅の輪に向う私が映っていたが、柱の穴でもがいているところが映されなくてよかった。

2 件のコメント:

  1.  いろんな茅の輪くぐりがあるものですね、でも参拝者じゃなくてお坊さんがくぐっているのは初めて見ました。
     高僧のように見えるが、いろんな煩悩を持っておられるんでしょうなー。喝ッ!
     それから、柱くぐりは、体を横にすると出れるそうですよ!え、やってみたが駄目だった、、南無~。

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  2. 1 お坊さんたちは大仏殿に入る直前の廊下です。1回くぐると左右の坊さんが茅の輪を縦に180度回転させ、もう一度くぐって出てきます。少しおもしろい形式でした。
    2 その後、茅の輪は堂内の大仏前に吊るされ、参拝者がくぐったのです。
    3 柱くぐりですが、横向きで万歳をした形で挑戦しましたが、穴の中ほどが狭まっているのです。正直なところ、このまま詰まってしまうのかと恐怖心が湧いてきました。ハッハッハ

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