2010年9月30日木曜日

虫捕る子だけが生き残る

 養老孟司・池田清彦・奥本大三郎著「虫捕る子だけが生き残る」(小学館101新書)は大好きな本の一つです。 本の話はそれだけ。

 秋風とともに可愛い昆虫が増えてきた。
 まるでハチドリのような「透かし羽」も・・・・
 小さい時分、オオスカシバをキング、ホウジャクをクイーンと呼んでいたが、人に教えてもらったのか自分で勝手に命名したのかは判らない。オオスカシバの方が大きくてカッコヨカッタので自分で命名したのかもしれない。
 このように小さい頃からカッコイイと憧れていた昆虫(透かし羽)のため、今でも見つけるとわくわくしながら観察している。先日来、度々我が家を訪問してくれているので興奮して妻に伝えるのだが、ただフーンという返事が返ってくるだけである。(写真はネットから頂いた)

キングのオオスカシバ

クイーンのホウジャク

2010年9月29日水曜日

猛暑に疲れた彼岸花

 何回も言うようですが、毎年彼岸に咲いていた我が家の彼岸花はこの有様です。
 ただ、後から出てきた後ろ側は29日に満開です。
 この1週間の遅れは地球温暖化のせいでしょうか。
 本当にこれまでは電波時計のカレンダーのように精確だったのです。
9月27日

9月28日
9月29日
 
後から出たのに
おまけの白い花

2010年9月27日月曜日

祭は蒲団太鼓

 友人の「ひげ親父」から、堺の百舌鳥八幡の秋(月見)祭のメールと写真が届きました。
 曰く「今年は土師町の「黒房」の宮出しをたっぷり楽しみました。やっぱり河内モンは「だんじり」より太鼓台ですなー。」
 京都山城、奈良、大阪河内、平野、堺泉州、淡路、播磨、四国、長崎等西日本各地に広がる蒲団太鼓・・。
 このルーツは、中世に繁栄した堺にあるらしいが、屋根に蒲団を重ねるのを思いついたのはどうしてなのでしょう。あの座布団の上に神様が座っていらっしゃるとの説もあるが、雑誌「堺泉州」に数回大特集があったが詳細は判らない。
 近頃はマスメディアが「泉州の秋祭はだんじり」と、例によってステレオタイプの報道をするのでそのように勘違いされておられる方もおられますが、魂が揺さぶられる太鼓台の魅力は筆舌に尽くし難いので、どうか現場にお運びを・・・。
 独特の唄を歌いながら ベーラショ ベーラショ ベラショショ と声を合わせて ドン ドン ドデドン と練り歩く太鼓台に痺れること間違いなし。
 開口神社(大寺さん)の蒲団太鼓では、寄付を頂いたお家の前で、 ドコドコドン(これは太鼓の音) ヤーエ(声) ドコドコドン ヤーエ ヨンヤマカソコジャイナ ヨーンヤセー という御祓い(?)をしていたが、この言葉も不思議不思議? 
 追伸  重さ数トンの太鼓台。担ぎ手が減ったり、筋肉労働者が減ったりで、宮入等のほかは車を付けて引っ張ったりすることも多くなったが、残念ではあるが誰も責められない。

2010年9月26日日曜日

本日は彼岸の明け


(1) 本日は彼岸の明け。彼岸花のこんなに遅い開花は初めてのこと。気象庁が異常気象と宣言するまでもなく、世の中が異常になってきているのは明らか。
9.23彼岸の中日


9.24

9.25


9.26彼岸の明け
  (2) 春日権現験記絵によると、春日大社の神様は世の中が乱れて気に入らなくなると春日山の樹木を枯れさせて(これを山木枯槁という)天の城に帰られるとの由。昨日の朝日新聞に「若草山でナラ枯れ・・・春日山への拡大懸念」と・・・。
 
 この世の中の異常をどうしましょう。





2010年9月20日月曜日

彼岸花が芽を出した

 22.09.20 京阪奈。
 彼岸花が芽を出した。
 昨日まで何もなかった地表に、ニョッキと芽を出した。
 全員整列とはいかないが、先発組があちこちからニョッキと芽を出した。
 
 故なく不当に陰気だと嫌われたりする花ですが、法華経にいう赤い花で、瑞兆といわれています。

 わが家の道祖神は友人が法華経で開眼法要をしてくれたもの。その周りが曼珠沙華で飾られる日も遠くないようです。

 
 

2010年9月19日日曜日

彼岸花は何によって彼岸を知る?

 ものの本によると「彼岸花は日長の短くなるのに応じて咲いてゆく」とあり、毎年あまりに彼岸きっかりに満開になるのでこの説を信じ切っていましたが、今年は彼岸の入りだというのに全く花芽が出てきません。

去年の今頃は・・

 これは、「日長ではなく気温に応じて咲くのであり、今夏の異常な猛暑が開花遅れの原因となっている」との説を補強しています。
 専門家のご意見を聞きたい・・・と思っています。

 ちなみに、去年の今頃は写真のとおり、律儀に彼岸に咲いておりました。

2010年9月18日土曜日

青ゲラ


ただの燕

 今朝は、待ちに待った“秋~” というカンジの朝。
 遠くない林から、ヒョウッ ヒョウッ ヒョウッ と青ゲラの声。
 反対側の林には鷹が・・ 双眼鏡を持っていないので種類は不明。
 しかし鴉が集団で嫌がらせをしたため、程なく退散。
 そして、田圃の上には燕が舞い、シジュウカラとヤマガラが各家庭の庭木を順番に訪れています。

 青ゲラも鷹もとりたてて秋とは関係ないのでしょうが、夏の間には感じなかった声や姿に、勝手に空にも秋が来たな!と感じいっています。

2010年9月17日金曜日

珊瑚樹

 庭園に植えられていたならば相当の賛辞も受けていたでしょうに、児童公園の珊瑚樹は秋空に赤々と輝いていても誰からも見向きもされておりません。
 世の中ってそんなものなのでしょう。

 しかし道端の栗の実は、公道に転がってきはしないかと、皆んなの注目を浴びています。そりゃ当然かもしれません。

2010年9月15日水曜日

万願寺とうがらし

万願寺は秋風にのって
 今夏イマイチだった万願寺とうがらし
 秋風とともに元気になったような気配です。

 炊いてもよし、焼いてもよし、もちろん天ぷらでも、万願寺は偉いやつです。

 オクラも負けじと元気回復の模様で、次々に花を咲かせて実を結んでいます。

 曼珠沙華だけは素知らぬ顔で、全く動き出す気配がありません。

彼岸は近いぞ

オクラも次々









2010年9月14日火曜日

紫式部

22.9.14  光太郎ではないけれど、昨夜きっぱりと秋が来た。
しかし、曼珠沙華は全く顔を出す気配なし。
紫式部だけはこっそりと色づき始めていた。
ほんとうにこっそりと・・
朝顔のグリーンのカーテンは未だ健在。ここはまだ夏・・

2010年9月10日金曜日

茗荷の花は美しい

 少し収穫しない間に茗荷畑はお花畑。
 クロッカスなどの園芸品種や山野草にもひけをとらない清楚ないでたち・・・
 いくら便利な世の中だと言っても、こんなに美しく咲いた茗荷はデパ地下にも売っておりません。
 早速“甘酢漬け”にしておきました。
 
 しかし、茗荷畑にはどうしてこんなに蚊が潜んでいるのでしょう。
 今日も ムヒ ムヒ ムヒ ・・
 

2010年9月7日火曜日

ツヅレサセコオロギ

 「熱中症にご注意ください」という天気予報が続いていますが、朝晩にはツヅレサセコオロギの声が賑やかです。
 我が家では 肩刺せ 裾刺せ 寒さが来るぞ と”聞きなし”ますが、近所の鹿児島出身の方は 肩刺せ 裾刺せ おさんどんの尻刺せ と言われます。(鹿児島全般なのかこの方のお家独特なのかは知りません)。
 ユニークな聞きなしがあればコメント歓迎です。
 標準語?では 肩刺せ 裾刺せ 綴れ刺せ か、針刺せ 糸刺せ 綴れ刺せ のようで、晩秋に冬支度を促す素晴らしい”聞き倣し”だと感心してしまいます。
 この、虫や鳥などの声を文字に置き換える聞き倣しは、虫の音などを(左脳で聞く)日本人の得意技で、ほとんどの(右脳で聞く)欧米人にはできない?ことと聞きますが、表意文字(漢字)を音訓二重読みする驚異的文化の所産であることを、目先の利潤だけに関心を持ち社内英語一元化などする経営者は考えもしないのでしょう。

2010年9月3日金曜日

風船蔓(ふうせんかずら)

 胡瓜の枝を整理をすると、去年のこぼれ種から成長した風船蔓が隠れておりました。
 どことなく愛嬌のある花(実)で、小さな子供にポンと割らせてあげると喜びます。
 猛暑の引退日は見えてきませんが、草花の盛衰は確実に秋の遠くないことを教えてくれています。
 そうそう、瓢箪も大きくなりました。